薬草と野の花の手鞠寿司

あけましておめでとうございます

去年は- suu -を通じて、たくさんの出逢いがありました。

ただただ、感謝しかありません。

 

まだまだ至らぬ点ばかりの私ですが、

今年も魂込め、心を込め、人生をかけて、

愛するお茶、薬草とともに、ふわり、歩んで参ります。

 

せっかくこの世に生を授かりました。

私が持ちうるものを使い、この世に愛を循環させ、

何かを還元していけるような生き方ができたら幸せだな、と思います。

今年もみなさま一人一人にとって、素晴らしい1年となりますように…!

本年も、よろしくお願いいたします。

さて、今年一発目のコラムはレシピコラム^^

薬草と野の花の手鞠寿司

今の時期にいただける、色とりどりの野の花や野草をあしらい、

福々しく可愛らしいお祝いの一品を。

これ一つあると、テーブルがぱぁっと華やかになります!

年始にはもちろん、ちょっとしたお祝いや、こどもたちと楽しみたい時にもおすすめです。

 

作り方

  1. お好みのご飯を炊く

  2. お好みのお酢で酢飯を作る

  3. ひと玉45g程度のご飯をとり、ラップで丸く握る

  4. 具材やあしらいをのせて再度丸く握る

以上!とっても簡単です。

 

お酢の代わりにごま油や炒め菜っ葉、すりゴマでも良いですが、少しお酢の水分が入ったほうがお米同士がくっつかず滑らかです。

今回私は、秋に仕込んでおいた自家製の柿酢を使いました。

ツンとした酸味がなく、控えめな甘味もある、ふくよかなお酢。

作り方は簡単、完熟の無農薬柿を、ヘタごと、まるごと、潰しながら瓶などに入れて常温でおくだけ。 表面にたくさんの酢酸菌がついているので、洗わずそのまま常温熟成で醸造されます。空気に触れる面積が多いとカビやすいので、バットよりも瓶をおすすめします。 越した後の果実や表層の産膜酵母は「マザー」(スターター)なので、捨てずに冷凍してとっておきます。

かつお菜巻きには、絞っておいたゆず果汁をお酢代わりに使いました。

(そう、いただいたたくさんの柑橘はいつも全部絞って1年かけて少しずつ使っています)

こうして野に出て30分、帰宅して30分。

1時間ほどで出来上がったのは...

 

上段左から

  • 柚子胡麻ご飯 | かつお菜巻き、スライス金柑
  • ハコベご飯 | 山茶花の花びら酢漬け、冬苺
  • シンプル柿酢飯 | 雪の下の新芽とエゴマ味噌
     

    下段左から

    • 紅花ご飯 | 寒菊とツワブキの花、姫ツルソバ
    • 金ごまご飯 | 蓮根の金柑オイルマリネ、ハコベ花と紫酢漿草(ムラサキカタバミ)の花
       

      ハコベご飯は、柔らかな摘みたてのはこべを塩水で一瞬湯がき、みじん切りにして混ぜます。旨味のつよい野草なので、炒めず一度、そのままでぜひ!

      紅花ご飯は、一緒に炊けば黄色くなり、サフランライスのようになりますが、今回は橙色を楽しみたくてドライ花びらをそのまま和えました。

      (紅花、妊婦さんには使えないハーブなのでご注意くださいね。)

       

      山茶花の花びらは、アク抜きして、少しお出汁を加えた三杯酢で酢漬けにしたもの。色あざやかで、重宝しています。山椿も同様に酢漬けにできるから、それで楽しんでも素敵です。

       

      他のアイディアとしては..

      • これからの時期にたくさん出てくる「浜大根」を使って、浜大根の菜っ葉ご飯に、浜大根のお花 (薄い紫色です)で丸くしても可愛いし
      • 山あいに住んでいる方ならば、ガマズミを絞ってお酢代わりにしても、きっときれいな紅色ご飯になるはず (ガマズミって?という方はこちらから探してね)
      • 冬の野いちご、冬苺もお酢を甘酢代わりにしたり。その時は生ハム巻きかな...
      • 海沿いの方ならば、さっと湯がいたツルナ(アイスプラントの仲間の、肉厚の野草) × チーズなど!
      • よもぎバターご飯もきっと美味しい・・・! (これはみんなできるね^^)
      • ごま油や、ごま油で炒めた菜っ葉や野草をまぜ入れて、お海苔で巻いて、オイル握りにしても。
         

        エゴマ味噌

         

        ちなみにエゴマ味噌は、土鍋でパチパチえごまを乾煎りし、

        すり鉢ですったら、適量の本味醂と、お砂糖、お味噌を入れて混ぜるだけ。

        ご飯にもお餅にも合いすぎて止まらない危険な一品!

        蓮根の金柑オイルマリネ

         

        蓮根の金柑オイルマリネは、皮をむきスライスした蓮根をお酢をたらしたお湯でさっと湯がき、酢入りのお水で白く締めます。

        そこへお好みの果汁、適量の塩、オリーブオイルを混ぜたもので和えなじませ、最後に柑橘のスライスとピールをたっぷり削りかけたら出来上がり。

        柚子や金柑を使うと和風に、レモンを使うと洋風になります。

        洋風のなますとして、お正月料理の箸休めとしても。

        こんなの作ったよ!というアレンジがあれば、ぜひFBインスタグラムで教えてくださいね^^

        では引き続き、穏やかな新年をお過ごしくださいませ!

        今年一年も、あなたの心身が暖かく緩まり、満たされますように。

         

        愛を込めて

        - suu - | 薬草ハーバリスト

        Miho