身体と心は深くリンクしている
最近私は、「この人といると(これをやっていると)、わたしは暖まるだろうか?冷えるだろうか?」
そんな観点から自分を観察していたりします。
何だか緊張する相手(や物事)だと、手足足先がきゅうっと冷たくなって、肩が上がり、心もぎゅっと閉じ、
逆に本当に心許せる人(や物事)とは、ハートがふわりと開き、血が心地よく巡る感覚があります。
顕在意識でそう気づいていなくても、
深いところで相手と波長が合っているのかどうかは、身体がヒントをくれる気がします。
自律神経による身体反応、と一言で片付けることもできますが、
心と身体は、面白いくらいリンクしているなぁ、としみじみ感じます。
心が先で、後から身体の反応がついてくることもあるし、
逆に、身体を先に整えてあげることで、心をプラスに引っ張ってあげることもできます^^
冬の身体と心
冬は寒さでどうしても縮こまりがち。
肩がまるく内側へと入り、首も前に出て、猫背に。
猫背になると、呼吸が浅くなり、
そして呼吸が浅くなると、思考も狭まりやすくなります。
心がつらいとき、
もうすでにいっぱいいっぱいの心からアプローチするのではなく、
まず身体から整えてあげることは、とても大切なことだと常々思っています。
そんな時に淹れる、一杯のお茶の力、その10分間がくれる励ましの偉大さこそ、
私が薬草茶を介してみなさんと共有したいことなのですが、
今日はお茶だけにとどまらない、ほっと暖まる冬の薬草セルフケアをご紹介します。
[ 薬草とハーブ、スパイスのfoot bath ]
テーマは、「今あるもので、今すぐに。温めること、心地よくなること。 」
ハーブに詳しくなくても、
野草が摘めるところに住んでいなくても、
簡単に今すぐにできる、心地よさ。
ああ、ちょっとしんどいかな?
と思ったら、深くぐるぐるするまえに、さっと足湯で温まってみてください^^
(湯冷めだけ、しないでね〜!レッグウォーマー最強!)
きっと、思った以上に緩みます。
用意するもの
- 入れ物 (洗面器でも、なんでも。お湯と足を入れられるもの。)
- ドライハーブやスパイス類
- 生のハーブ類
ドライハーブは、
- 古くなってしまった各種お茶やハーブティー(リーフでもティーバッグでも)
- 使い切れなかったスパイスなど (シナモン、ジンジャー、ホールの胡椒、八角 etc)
- 茶殻 (suuのお客様は茶葉をとっておいて、最後ふりかけにしたり、お風呂に入れたり、足湯にいれたりしてくださっています^^)
など。つまり、なんでもいいのです。
(これを書きながら私は、古くなったお紅茶ティーバッグ、やわやわになったカボス、ドライフラワーにしていたよもぎやイヌタデ、今朝飲んでいた[月のよもぎ茶]の茶殻をいれた足湯を楽しんでおります)
生のハーブは、
- ローズマリーなどのキッチンハーブ
- みかんの皮など
- 柑橘のタネ (ペクチンでとろみがついて保温&すべすべ)
- 冷蔵庫の中のちょっと余った生姜など
- 野に出られる方は、野草 (今の時期なら、よもぎ・びわの葉etc)
- 野草の花びらも、純粋に心が躍ります^^ (今なら、たんぽぽやノゲシ、さざんか、椿の花など)
天然塩や、エプソムソルト(塩化マグネシウム)、日本酒、漬け込んでいる人は余ったチンキも良いですが、あくまでさっと入れられる場合は、です。
考えすぎないでね^^
ドライハーブだけでも、生のハーブだけでも、お塩だけでも、
さっき食べたミカンの皮だけでもいいですよ!
やり方
容器にドライハーブを入れ、沸かしたばかりの熱湯を注ぎます。
ドライハーブや茶葉から色や香りが出てきたら、次は生のハーブを。
大きいものは、ざくざくカットしてあげると成分が出やすいです。
はじめから適温で入れるよりも、まず熱湯で成分抽出するのがミソ。
そこへ水を加え、心地よい温度へと整えます。
色を楽しむ生の花びらは、最後に加えます。
お持ちの方は、好みで精油を少量加えても^^
私はジンジャーの精油を1滴垂らしたりしています。
あとは、もうの~んびり、足をお湯に浸けるだけ。
すると不思議、足が温まると同時にカッカしていた頭の熱がとれてきたり、(いわゆる頭寒足熱)
意識が頭からハートへ、ハートから丹田へと落ち着いてきたり。(いわゆるグラウンディング、“肚落ち”)
時に、ふっと昔の感情が蘇ってきて、「ああ、あの時ないがしろにしていた感情が、今のこの辛さの根っこだったんだな」と気づいたりします。
今の時期はすぐにお湯が冷めてしまうので、楽しむ時間としてはものの数分だと思うのですが、
逆にいうとたった10分あればできる、確実に心身に効く、心地よいセルフケアです。
ぜひ、お試しください! with love & care,
- suu - | 薬草ハーバリスト
Miho
---
できたてのよもぎ茶たちは、こちらから。