数日前は、魚座の満月。
引き込まれるようなパワフルな月光に見惚れ、ため息をつき、
私は何度も何度も、飽きることなく夜空を見上げていました。
満月の瞬間、夜9時ごろには、
一番ちかい小さなビーチへと車をはしらせ
大好きなジャズを聴きながら
月のよもぎ茶をゆっくりと飲みながら
月明かりの照らす海で時間を過ごしました。
波は満潮時には本当にすごい力で海を踊らせていて。
わずか数センチ、浜辺で打ち寄せる海の水に
足をふれていただけなのに、まるで何かが、頭のさきからぐいぐいと持っていかれるようでした。
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私たちの体の60%は水分。
海という壮大な水ですら、天体によってこんなにも揺り動かされる。
ならばこんなにもちっぽけな私たちだって、普段意識できていないだけで
本当はとてもとても影響を受けているのだと思います。
気持ちも、からだも、意識も、とても。
揺れ動くのは嫌いですか?
波があることは、嫌でしょうか?
いつもベストコンディションで、バリバリと目の前のやることをこなせる、そんな人でありたいでしょうか。
揺れ動くのも、波があるのも、天体レベルで、自然なことだとしても…?^^
そう思うと、わたしは少し、自分の揺れを許し、受け止めてあげられます。
あの夜は、ふと浜辺に目をやると、、夜を待ちかねていた小待宵草が一面に花開いていて
まるで足元にも一面の満月が咲いているようでした。
そろそろ、あさの温かいお茶が、よる寝る前の一杯が、
こころにもからだにも沁みる季節になりました。
のんびり、揺れながら
たまには、一息つきながら
いっしょに、ゆっくり、参りましょう。
翌日の大潮のサンセット。