新月とは、静けさだ

新月とは静けさだ、と思う。

糸島に帰ってきて、車を出たら、闇。
闇の上に広がる、満天の星空。
虫の声。
ただただ、それだけ。

静けさとは、自分自身の声だけが聞こえるということだ、と思う。
だから、始まる。

人に勝て
人に負けるな
人よりもイイモノを手に入れ
共有せず独占し
奪ってでも、勝ち取れー。

そんな、外側からの声じゃなくて、
静寂の中に響く、
シンプルで純粋な、
自分の内なる声でスタートが切れるから。
だからはじまりの新月なのだ、と思う。

新月の日は、天の川と、煌々と光り輝く火星と、散りばめられたたくさんの星々で眩暈がする。
くらりとするほど壮大な、宇宙の中にぽっかり浮かんでいるのだと。

ともすると人は、
いとも容易に、
そして全く意図せぬうちに
得るために失って
奪うために削られて
勝ったつもりが泣いているから

だから

静けさを。
静けさからの揺るぎなさを。
揺るぎなさからの純粋な情熱を。

happy new moon


新月の薬草喫茶 @ 望雲
二日間、ありがとうございました
来てくださったみなさま、出会ってくださったみなさま、
望雲のみなさま、余韻さん、
心から感謝いたします。
幸せな時間でした。

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