またこの季節がやってきます。よもぎの蕾ー。アンティーク・シルバーみたいな、愛する、霞みがかった アルテミシアン・グレー。
空いっぱいに飛ぶ、とんぼのなか、振り向くと、あたり一面、よもぎでした。海を見下ろしていた、そんなよもぎの蕾たちを今日は、花束にして、抱いて家へ。
夏日だった糸島、でも、も...
あまりに美しくてどうして良いか分からない霧の日だった。 ネムノキ。 終わり終わりの最期の花の時期。 霧深い森の中で出逢うと さながら、淡い紅色の妖精が降りてきたよう。
ネムノキ
マメ科ネムノキ属
その名は、夜になると葉が閉じる 「就眠運動」に由来
中国においては、夫婦円満の象徴
樹皮と葉...
田植えの時期だというのに雨がなく心配していた糸島にも、梅雨がやってきようです。そんな安堵の雨つぶが落ちるほんの数日前、滑り込みで、旬のヤマモモを拾いにいってきました。
ヤマモモ、わたしはこの複雑な果実に、いたく魅力を感じます。まず、ぎゅうっと甘く、ぎゅうっと酸っぱい。その勢いの良い喉ごしが、と...
どうやってお茶をつくるのかと尋ねられるけれど、
“円を描く”のです、としかいいようがない。
たとえるならばヨガに少し似ている、
ポーズは、自分の中の照準みたいなものを合わせていく作業だから。
ただただ内に向かって、追い求めてゆく作業。
お茶も同じ、
よもぎと向き合う、呼応し合うように...